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チャーリーママさんのお散歩トレーニング   

2012年 12月 25日


えー、いつもの通り、あれこれ溜め込みやがりまくっておりますわたくしですが、この記事だけは迅速にアップしたいと... 思って一週間。



12月18日火曜日
「チャーリーママさんの第一回広島お散歩トレーニング」が行われました。



支配性理論否定派で犬の社会化トレーニングをなさっているドッグトレーナーのチャーリーママさんが遠路小田原からいらしての、開催です(11月に広島で行われた座学リポートはこちら)。



今回の散トレ会場は広島県緑化センター
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詳しいリポートは、幹事でドッググッズショップMEWを経営されているみゆさんの記事をどうぞ!!



6歳で引き取った愛犬スニちゃんへの惜しみない努力が、とうとうチャーリーママさんを広島まで呼び寄せた... そんなみゆさんの姿勢を見習って勉強を始めた方も、今回多く集まったと思います。


スニちゃんのように手放されたことが原因でトラウマを抱えた子、支配性理論が軸になった(度合いはそれぞれでしょうが)トレーニングでなんらかの問題を抱えてしまった子、強いストレスがかかったのが原因で何か(主に犬か人間)に対して恐怖心を抱えている子、幼すぎる月齢で親キョーダイから引き離されたせいで社会化のチャンスがなかったペットショップ出身の子など...



そして、「飼主の浅はかな考えで間違った散歩をし続けてきた」子、それがロックさん。膝が弱い(パテラ膝)ので、筋肉をつけたい、と。じゃ、リードを引っ張れば筋トレになんじゃね?と。で、ずっとリードを引っ張らせて歩かせていたこと。「散歩は運動」としか思っていなかったので、運動量が足りているかどうか、という意識しかなかったこと。小型犬は家の中で運動量が足りるから散歩はそれほど必要でない、等という情報を「小型犬を売るための文句だろ」と疑ったことすらなく... 散歩は大切な情報収集の場、自分と社会とがつながる場という意識がなかったこと。



あらゆる場面でのロックの「興奮しやすさ」は、すべて私の勉強不足によるミスリードが原因だった、と。



そんな私も含め、どの飼主さんも「愛犬のために自分を変えることに全然やぶさかでない」という気持ちは共通していると感じました。そういう方ばかりが集まっている心地よさ。飼主の生活に合わせてもらう、それはもちろん致し方ないんだけど、そのためにはまずそれぞれの愛犬の「立場になる」ということ。



チャーリーママさん曰く、
「吠えている理由はそれぞれなので、何を言っているのかまず聞きましょう」



激しく吠えていたジャックラッセルテリアのジェイ君
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チャーリーママさんのハンドリングでどんどん落ち着いてゆきました。



犬がまわりにいるだけで吠える子、これが断然多かった気がいたします。そんな子たちも、チャーリーママさんの指導のもと「名前を呼んでおやつ」「マグネット」等を飼主さんと一緒に頑張りました。



チャーリーママさん曰く、
「この状況で歩けたんだから、大丈夫」



たしかに。



ずっと吠えてたルビー君も、最後はまるまめ兄弟やロックと一緒に歩いてましたよ!!
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まるまめ母さんも私も、感激ー!! ルビたんの散トレリポートは、こちら




乱暴に聞こえるかもしれないけど...「慣れ」も大事だよね、やっぱり、と。
ルビー君見て、そう思いました。

「どんなに吠えても誰もいなくなってくれない」

そして

「いなくなってくれないけど、自分に被害はない」

という状況には「慣れる」ことが可能だろう、と。




では、被害があったらどうだろう...
他のワンコにそばに居て欲しくなくて吠えるたび、首に痛みが走ったら... そういう目にあってきたワンコもおりました(今の飼主さんの元に来る前)。吠えたら首に電気ショックが流れる装置をつけられていた期間のある子。痛みが走っても走っても(走るからなお?)恐怖心から吠え続けてきた子が、この状況に「慣れる」ことの難しさを思うと... 人間の生活に合わせさせることを短絡的な方法で行うことの危険を感じました。首の痛みを、装置をつけた人間のせいだと思うかな... まわりの犬のせいだと思うんじゃないかな... 現にその子は人間は大好きで、犬が嫌いです。



前回、座学で教わりましたが、犬の記憶って「切り取った一瞬の映像のコレクション」みたいになっているそうです。ある条件が揃った時、スライド写真のようにその時の場面が映像でよみがえるんですって。で、パニックになる。フラッシュバック、みたいなものなのかな... 持っている映像は消せないそうです。できるのは、同じ条件で飛び出してくる映像の数を増やして、飛び出してくる確率を下げること。



毎日そんな目にあってた子は、どれだけ映像の数を増やせばいいんでしょうね...



「命を救うなら心も救おう」という今の飼主さんの気持ち、よく分かります。努力を惜しまない飼主さんに出会えた、これからが第二の犬生だね!!




今回の散トレでは、チャーリーママさんが指導をしながら、それぞれのワンコと飼主さんの様子を見てアドバイスをされてました。
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私も、止めすぎることでロックをイライラさせないための「ずいずいグッパー(勝手に命名)」を教わりました。日々練習中。



個人的に何も言われなかった方もいらっしゃったようです(おそらく問題がなかったのだろうと思います)が、ほとんどの方がなんらかのアドバイスをもらってました。




寒かったー、けど楽しかったー!!




ね、スニちゃん
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スニちゃんは、みゆさんが「入ってー」って言うと、みゆさんの足の間に入ります。クリッカーでいろんなことができるようになったスニちゃん、すごい!!












まるまめーズ♪
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くぅねるズ♪
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お母さんとお散歩中のロク君には、バッタリ遭遇!!
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ニコちゃん♪
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ハナちゃん♪
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ひなこちゃんはなんと13歳!!
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なる君はノーフォークテリア、ですって
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マロンちゃんは岡山から!!
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お母さんは座学にもいらしてました












ルビたん
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小さなcoco君
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みーんな(全員は撮れてなかったけど...)
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頑張ったね!!
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ねる氏の、やり遂げた感漂う表情












あ、もちろんこのお嬢さんもね
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次回の散トレは1月15日(火)
場所はまだ未定ですが、今回よりはぐっと近場の公園になる可能性大とのこと。
私は都合がつかず参加できませんが、2月は行きたいので、このまま定期開催になるといいなあ...





アカリカフェでチラシをご覧になった方も多いかと思われますが、tamiさんが、DINGOの犬通セミナーの件も合わせて分かりやすく紹介されてますので、ご参考に。




犬通も楽しみだなー
参加される方、どうぞよろしく!!





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by kia_rock | 2012-12-25 22:16 | めざせ飼主力UP! | Comments(2)

チャーリーママさんの座学   

2012年 11月 15日




11月13日火曜日

支配性理論否定派のドッグトレーナーチャーリーママさんの座学を受けました。そのまとめを忘れないうちにしておきます。

基本自分が後で読む用のまとめですが、読んでもらって分かる形には一応してあります(用語の説明はあまりありません)。私なりの解釈で、ほとんど私の言葉で書いてますので、チャーリーママさんの伝えたかったようにはなっていないかもしれません。興味のある方のみ、それを踏まえてお読みいただければ幸いです。






支配性理論とは...
・群が群の形を維持して生活するために、ピラミッド型の階級を作ること(てっぺんがリーダー)
・動物は同じ種同士でこれを作るが、他の種がこれに加わることはない



なので、犬との生活をこの階級に当てはめる(ニンゲンがリーダーになって、犬を最下層に位置づける)ことで維持しようとするのはナンセンス。ソファに上がる、前を歩く、甘噛みする等は、単純にそうしたくてしているだけで、飼主をなめている訳でもリーダーの座を狙っている訳でもない。


成立しないはずの「異種間での上下関係」を成立させてしまえているのは、なぜか。それは犬が、群の階級に当てはめようとするニンゲンに合わせてくれるから。罰を持って最下層であることをしらしめようとするニンゲンを、受け入れてくれるから。それほど犬はニンゲンにとって特別な動物である。


そうやって成立しているのが、罰を与える(天罰式、無視式含む)しつけ方。罰を受けないために我慢する(あきらめる)ようにさせる方法。犬のしつけにこの支配性理論が用いられるようになった理由は、ニンゲンにとって「簡単で理解しやすい」から。


でも、そうやってしつけること、しつけられること、そういう関係で暮らすことが、本来の目的だったか。そのために犬を飼ったのか。


我が家の場合… 最初しつけ本に書かれている通り「夜は一緒に寝ない。ケージで寝かせる」を実施しましたが、「なんのために?」と思い、あっさりやめました。ロックがひとりでケージで寝るのを寂しがったので。そして我々も。おそらく同じように判断をされた家庭も多いはず。


だって、なんのために迎えたか、一緒に楽しく暮らすことが目的だったのではないか、というのは根底なので。


ならば、そのために、犬の嫌がることをしたり怖がらせたりする必要が本当にあるのか。


ロックを迎えた5年前、さすがに体罰はNGと言われていましたが、天罰式、無視式はむしろ「犬に優しい、飼主との関係に支障をきたさない」方法として推奨されていることが多く、実際ロックの要求吠えは「無視式(吠えている間は無視、吠えやんだら褒める)」で矯正しました。


なので、ロックは家の中で吠えません(警告吠え以外)。これは「無視されたくないから」吠えるのを我慢している状態で、外へ出ると、ちょっとの興奮でギャン吠えしたりします。広い場所で父ちゃんと追っかけっこする時など、キャーキャー言うてます。私には「解禁!!」て叫んでいるように聞こえる。


チャーリーママさんのしつけ方は「我慢する」のではなく「吠える必要がない」「噛む必要がない」と教える方法です。


罰を与えることはもちろん、「ノー」とすら言わずにしつけされます。
この方法がニンゲンにとって「簡単で理解しやすい」はずがない。ニンゲンが勉強して、ニンゲンが頑張らなければいけない、でも面白いしやりがいのある、そんなしつけ方だと思います。


うん。ニンゲン社会に入ってもらうのだから、
ニンゲンが頑張るのは当然かも…


家の中で吠えないことを「無視式」で学んだロックは「母ちゃんは優しいけどロックが(家で)吠えたら冷たくなる」って思っているかもしれません。「ロックは(家で)吠えないから可愛がってもらえてる」とか。ロックの心の片隅にそんな気持ちがあるならば、悲しいな、と。私が無視式で教えたのは「吠えないほうがお得」ってルールのつもりだったんだけど… 実際、吠えてもOKな場所で吠え続けるってことは「我慢してる」ってことなんだよね。


ただ、今回の座学でチャーリーママさんが「要求吠えに対しては、吠えても意味がないと理解させる無視式も一理ある」と仰っていたので、少し救われました。「要求吠え」は「欲(本能)」からの吠えとはちょっと違うからだそうです。


欲(本能)からの「吠え」とは… 興奮吠え、恐怖心からの吠え、警告吠え、ストレスによる吠え等… 同じ「吠え」でも原因は様々なので、そりゃ対処もひとつであっていい訳がないなあ、と。


今回の座学で学んだチャーリーママさんお勧めの対処法の中で、私が一番自信を持って「それやってます!」って思ったのは、「警告吠え」に関して。怪しい物音に反応してロックが警告吠え(いつもはキャンキャン声なのに、バルフッてカッコ良くなきます)した時には、「くせものかっ」って、ロックが怪しんだ方向へ一緒に行き、玄関ならドア穴からのぞき、ベランダならカーテンを開けてみて、「大丈夫」ってロックに伝えます。これは子犬の頃からずっとやってます。


正直それ「しつけ」と思ってませんでした。が、ロックの警告吠えが短いのは、もしかしたらその成果なのかもしれません。お知らせしてもなかなか気づいてくれないって思うと吠え続けるそうです。物音の多い環境だと大変かもしれませんが、「了解、後は任せろ!」って意思を伝えれば、もしかしたら警告吠えが短くなるのかもしれません。


そして、私が一番手こずっているのが「興奮吠え」です。他のワンを見つけた時相手が何者か気になってギャン吠えするのをなかなか止められません。この日の朝ん歩でも「よしオールクリア!」って思ったのに、最後の1ワンにギャン吠えさせてしまい…玉砕。でも、インターセプトのやり方で誤解していたポイントが今回の座学で分かりました。ばんがろー


「名前を呼んでオヤツ」も。
お散歩中、欲張って「ロック」「おいで」に加えて舌クリック(リードさばきで手一杯でクリッカーは持てない)をしておやつをあげるようにしているのですが、最近は舌クリックの音を聞いただけで足元に寄って来るようになりつつあります。興奮吠えしている時にもそれが効くようになるにはまだ道は長いですが… ばんがるぞ。


という訳で…
特に興味深く、大テーマでもあった支配性理論と、ロックの問題点である「吠え」についてざっとまとめてみました。


他にも「欲」について(社会欲、防衛欲、狩猟欲)、「噛み」について、噛みにいたるまでの12段階の話、盗んだバイクで走り出す7ヶ月頃からの(思春期なだけだから慌てなくていい)話、2種類の条件付け(何かが起きるとそれを合図に良いことが起きるという、犬にとっては受け身な「古典的条件付け」と、何かをしたら良いことが起きるという犬にとって能動的な「オペラント条件付け」)の話、犬の記憶の仕組み、多頭飼いの場合飼主が上手に介入したほうが良い(犬同士に任せていると、同種なので上下関係を作ってしまい、いずれ政権争いが起きる)という話等… とても面白くて、あっという間の4時間半でした。


昼休憩には東京から受講しに来られた隣の席の女性と弁当食べながらお喋り。カルチャーショックを受けてみたり… 午後からは大型犬のハーネスを希望者が着けてチャーリーママさんのリードさばきを体験したりしました。私もリードを引っ張りっこ(?)させてもらいました。もっと犬っぽい引っ張り方を練習しておけばよかった…


そして、支配性理論を否定した上で、犬は「強くブレないニンゲン」「いざという時かならず自分を守ってくれる飼主」を信頼するのだということ。良いストレスはかけても良い(都度ストレスを解除して終われば)ということ、犬は意外と頑丈で順応性があるということ、しつけはやり直せるということ等… 安心して未来を見据えることができると思えた、素晴らしい講義だったと思います。



という訳で。



再度申し上げますが、以上は私がこの座学を受けての私なりの解釈です。チャーリーママさんが直接使っていない表現も多々含まれています。かといって正反対のことは書いていないつもりですので、興味がおありの方はチャーリーママさんのブログを読まれることをお勧めいたします。






さあ、来月は実技(お散歩トレーニング)







今度はロックも一緒に行くよ!! 楽しみだね!!







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...楽しくお散歩するためにさ...
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...はい。







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by kia_rock | 2012-11-15 22:07 | めざせ飼主力UP! | Comments(6)