最期について考える   

2014年 01月 07日




ロックの最期のことです。

現在6歳なので、不慮の事故や想定外の病気でない限り、すぐのことではありません。そういう立場の私が書くこの記事を読んで、現在老犬と過ごされる方が傷ついたり不快な思いをされないことを願いつつ… 一度考えをまとめておきたくて。考えはまた変わる可能性もおおいにございます。それを踏まえてお読みいただければ、と思います。



ロックが歳をとって身体が不自由になった時、私はおそらく今と同じように勤めに出ているでしょう。そうなると、最期の瞬間に一緒にいられるかどうか… まずそこが大きな不安です。おおむね幸せな一生だったとして、最期の瞬間にひとりぼっちだったら、それはどのくらい不幸なことなんだろう。幸せな一生も台無しになるくらい残念なことなんだろうか。それとも、ひとりでも楽しかった思い出を胸に安らかに旅立ってゆけるんだろうか。ゆけたとして、私の気持ちはどうなんだろう。



ある方がツイッターでつぶやかれてました。
「自分の犬や猫たちをもしも飼い続けることができなくなり、信頼して託せる相手を見つけることができなかったら、安楽死させる。最期は自分の腕の中と決めている」と。保護活動にも携わっていらっしゃる方です。最期を看取るのがつらいからと老犬をセンターに持ち込むという信じられない飼主がいる一方で、そこまでの覚悟をなさってる飼主もいることに衝撃を受け… それから私も「安楽死」について考えるようになりました。



やはり、ロックが我々を好きでいてくれる限り、最期の時には我々の顔を見ながら逝かせてやりたい。「安楽死」ならば、そのタイミングを確実に作ることができる。最後に(健康のことなど気にせず)好きなものをいろいろ食べさせてやることもできるかもしれない。美味しい思いをしながら我々の顔を見ながら… 味覚、嗅覚、視覚、触覚、聴覚すべて(機能していれば)が幸せで満たされた状態で、苦しまずに旅立ってゆけたら、それはベストなんじゃないか…



という安楽死の場面を想定してみて、一番困難な点に気づき、愕然といたしました。



その時我々が

「ロックの幸せな最期を祝福していなくてはならない」

ということです。



気持ちが揺らいでいたり、悲しんでいたら、ロックにバレます。そんな我々を見ながら安心して旅立てる訳がないわ、と。これはかなりの難題だと思います。今からしっかり心の準備をしていなくては到底成し遂げられません。いや、していても無理かもしれません。無理なら「安楽死」させることはできません。きっと我々に「後悔」が残ると思うから。



なりゆきに任せるのと、自分で手を下すのとでは「後悔する」リスクの大きさが違います。自分で決めた場合は「仕方なかった」とは思いづらいから。「本当にあれで良かったのか」と引きずってしまうかもしれないから。後悔だけは、なるべくしたくないですもんね。だから、理屈では納得していても、いざとなると「安楽死」のハードルは高いのでしょうね。



でも、最期をなりゆきに任せるって…



そもそもが、ロックはなりゆきで生まれてきた訳ではありません。父犬と母犬が自然に出会って生まれた子ではなく、人間の計画で生まれてきた子です。今の日本でペットとして暮らす多くの犬がそうだと思います。飼主に巡り会った後どういう暮らしをするか、何を食べ、何を着、どこへ行き、誰と会うか、すべて飼主が決めた通りに一生を送ります。



それならば…



最期だって飼主次第ならば、そして、最期こそ重要だと思うならば、そこまでをプロデュースしてやる責任があるのではないか… 今からしっかり考えておこう、と。そう思うようになりました。「なりゆき(ロックの生命力)にゆだねる」ことにしたとしても、それは「決めなかった」のではなく、責任を持って選択したのだときちんと心得よう、と。その選択肢のひとつとして「安楽死」を視野に入れることができるかどうかを、考えているところです。



先立たれるのはつらいけれど、残してゆくのはもっとつらいはず。最期を演出してやれるなんて幸せなことじゃないか。心を強く持って「おやすみ、また明日ね」って笑顔で見送ることが、できないか、私…



…難しいですね。
ロックにもらった幸せが計り知れない分、別れが簡単でないのは当然だけれど。ロックの最期がどういう状態なのか、苦痛を伴う症状を抱えているのかいないのか、我々を認知する能力が残っているのかいないのか、何も分からないのに、今から考えても仕方ない、と思いたくなってしまう。でも考えておかないといけないと思う。たとえ無駄になったとしても。



きっと、どんな最期になったとしても、なんらかの後悔はする予定の私。がっつりペットロスになる覚悟の私です。日頃から少しでも「後悔しない」ように考えて行動しているつもりではありますが、「しまった」と思うことは多々あります。ロックの「最終回」にも「悔いなし」と言える自信は全然ありません。でも、心の準備だけはすることが可能ですもんね。



…自分のために。



という訳で、ロックの最期について現在の思いをまとめてみました。
おつきあいいただき、ありがとうございました。











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by kia_rock | 2014-01-07 21:15 | ロックのこと | Comments(9)

Commented by まなみんく at 2014-01-07 22:52 x
正月明けに深いね・・・。
傷ついたり不快になんかならいないょ(*´ ー `*)

最期を看取るのが辛いからとセンターに持ち込む愚か者がいるのが現実。
最後は腕の中ではどの子も願ってると思う。
色んな看取り方をしたけど、看取るのはしんどかったけど・・・
後悔がないのはちゃんと準備して看取れた子じゃもん。

心不全で突然別れた子の時には精神状態が不安定で入院したんだ。
次の子の時には心臓マッサージまでして苦しめてしまった。
だから、無駄な延命はしないと決めた。
他の2ポメは火葬の仕方まで考えてたから後悔がない。

ロックちゃんは幸せじゃね♡
犬と(動物と)暮らすすべての方に考えて欲しい課題だな。。。
Commented by ミルママ at 2014-01-08 13:40 x
最愛のワンコが年を取ると、今は元気でもどうしても『死』について考えてしまうよね。
私は今まで愛犬と2度の別れを経験しました。
幸運にも二人とも最期を看取ることができました。ちょうどどちらも日曜日だったので本当に神様がお膳立てをしてくれて、わんこ達も私が休みの日に合わせて最期の日を選んだかのようでした。
最初のワンコの時は病院の待合室で私の腕の中で息を引き取りました。花の時は病院の診察台で点滴を受けている時に息を引き取りました。3日間も意識もうろうの中で最期を悟ったのか、診察台に横になってたのに最後の力を振り絞って振り返って私に別れを言ったんです。もしかしたらありがとう・・・って言ってくれたのかも。
その時に思ったのが、我々人間もワンコの最期を看取りたいけど、ワンコも同じく私たちに別れや感謝を最期に言いたいのではないかと!

Commented by ミルママ at 2014-01-08 13:49 x
でも働いている私たちにとって最期を看取るのは容易ではないよね。でも私には安楽死という選択は絶対にないです。たとえどんなに苦しんでもそれがその子の人生・生き様なんだから目を反らさずにただ感謝の言葉をかけながら最期を看取ってあげたいな。
生きている限り共に人生を楽しみできる限りのことをしてあげたら後悔はないんじゃないかな?いや、やっぱり後悔はするかな?
だってこんなに愛おしいんだもん!どんな形であれ別れるときは後悔するよ。仕方ない!とにかく今を大切に一緒に生きよう・楽しもう!そうすればきっと後悔も少なくなるはず・・・だよね
Commented by ゆん at 2014-01-08 22:43 x
愛犬の最期のこと、いろいろ考えてしまいますね。
ウチの子は7歳、普通だったらまだまだ先は長いと思います。
でもいつかは別れの時が来ることは、頭のどこかにいつもあります。
可能であれば腕の中、家族が見守っている中で、最後を迎えられたらと・・・。
どんな状況でもきっと別れはすごく辛いんでしょうね。
安楽死という考えはありませんでした。それを否定も肯定もできません。
もし、苦しんでいたらわからないけれど、多分私は今後もないと思います。
今は一緒にいられる時間を大切にしたいですね。
Commented by kia_rock at 2014-01-09 07:29
>まなみんくさん
そっか、ぽぽちゃんも10歳越えてたね...
私も「自分だったら」と考えると無駄な延命はしないで欲しいと思うので、ロックにもしたくないかな。いや、しない勇気を持ちたいな、と今は思う。いざとなったら分からんけどね。
どんな選択をするにしても「最期については考え尽くした」と思えるだけでも、自分の気持ちはだいぶん救われるのかもね。
突然亡くした子、延命治療した子、火葬方法まで考えていた子の話、参考になりました。ありがとう。
Commented by kia_rock at 2014-01-09 07:32
>ミルママ
そうなの。元気でも、誕生日がくるたびに人間年齢に換算して悲しくなってしまう。
すごいね、ふたりとも日曜日を選んだなんて!!
花ちゃん、3日てことは金曜日から… その間仕事に行かなければならなかったミルママさんの気持ちを察するに余あります。私も愛魚が危篤な状態で仕事をしていて、電話中に泣きそうになり、お客さまから「どうしたの?!」って言われたことがあります^^; つらいですよね。

最期にどんなに苦しんでも、それがその子の生き様だとは、私には思えないです。人間ならそう思うけれど。子供は自立して親の言いなりにはならなくなるから、自分の選択だと思うけれど、飼い犬は一生自分で自分の生き方を決められないから。とくに健康面は。

でも、「ワンコにも最期に言いたいことはある」には、ハッとしました。たしかに、本犬が死ぬんだとに気づかないくらい楽に逝かせるということは、そのチャンスを奪うことになる可能性もあるのですね。花ちゃんは最期に気持ちを伝えられて満足したかもしれませんね!!
Commented by kia_rock at 2014-01-09 07:33
>ミルママ(続き)
何を選ぶにしても、迷いがないのは良いことだと思います。花ちゃんも先代も、きっとそこまで含めてミルママに出会ったのが運命だし、安心して旅立てたのではないかな^^

そうそう、今の積み重ねが一生だものね。最期も大事だけれど、一日一日を充実した、嬉しそうな顔を見れた、って思える日がたくさんあるほど後悔は少ないよね!!

とても参考になりました。ありがとう。
Commented by kia_rock at 2014-01-09 07:36
>ゆんさん
ご無沙汰してます。
あけましておめでとうございます!!
今年もどうぞよろしくです^^
ゆんさんの骨のおもちゃ、ロックに大人気です(笑

別れのことは、いつも頭のどこかにありますよね。私も、子犬の頃からずっと。どんな別れであれつらいでしょうね。以前は「ロックの死に耐えられる気がしないから、ロックが亡くなる前に2頭目を飼い始めよう」と思っていましたが、今はそのつもりはありません。ロックを看取ったら旅に出るつもりです。次の子のことは帰ってから考えようと思っています。
が、それは全部自分側のことで、ロックとしては何を望むだろう、と。私も、できれば腕の中で、家族の見守る中で、と願います。
Commented by kia_rock at 2014-01-09 07:37
>ゆんさん(続き)
私も、実際ロックが苦しんでいない状態なら、安楽死は選べない気が今はします。
安楽死についてはいろんな体験談があるので参考にさせていただきました。次に苦しみ始めたら…とかかりつけの獣医さんと相談して決めていたのに、苦しみ始めた時にその獣医さんに連絡がとれず、夜間救急病院にすべて断られて一晩中苦しんで亡くなった子もいました。安楽死させる覚悟を決めていてもタイミングが合わなければ叶わないのだ…と、読んでいてとてもつらかったです。

ほんと、一緒にいられる今を大切にしたいですね!!
最期のことを避けずに考え続けることで、より一層今を大切な時間だと思える気が、私はしています。

参考になりました。コメントありがとうございました。

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