チャーリーママさんの座学   

2012年 11月 15日




11月13日火曜日

支配性理論否定派のドッグトレーナーチャーリーママさんの座学を受けました。そのまとめを忘れないうちにしておきます。

基本自分が後で読む用のまとめですが、読んでもらって分かる形には一応してあります(用語の説明はあまりありません)。私なりの解釈で、ほとんど私の言葉で書いてますので、チャーリーママさんの伝えたかったようにはなっていないかもしれません。興味のある方のみ、それを踏まえてお読みいただければ幸いです。






支配性理論とは...
・群が群の形を維持して生活するために、ピラミッド型の階級を作ること(てっぺんがリーダー)
・動物は同じ種同士でこれを作るが、他の種がこれに加わることはない



なので、犬との生活をこの階級に当てはめる(ニンゲンがリーダーになって、犬を最下層に位置づける)ことで維持しようとするのはナンセンス。ソファに上がる、前を歩く、甘噛みする等は、単純にそうしたくてしているだけで、飼主をなめている訳でもリーダーの座を狙っている訳でもない。


成立しないはずの「異種間での上下関係」を成立させてしまえているのは、なぜか。それは犬が、群の階級に当てはめようとするニンゲンに合わせてくれるから。罰を持って最下層であることをしらしめようとするニンゲンを、受け入れてくれるから。それほど犬はニンゲンにとって特別な動物である。


そうやって成立しているのが、罰を与える(天罰式、無視式含む)しつけ方。罰を受けないために我慢する(あきらめる)ようにさせる方法。犬のしつけにこの支配性理論が用いられるようになった理由は、ニンゲンにとって「簡単で理解しやすい」から。


でも、そうやってしつけること、しつけられること、そういう関係で暮らすことが、本来の目的だったか。そのために犬を飼ったのか。


我が家の場合… 最初しつけ本に書かれている通り「夜は一緒に寝ない。ケージで寝かせる」を実施しましたが、「なんのために?」と思い、あっさりやめました。ロックがひとりでケージで寝るのを寂しがったので。そして我々も。おそらく同じように判断をされた家庭も多いはず。


だって、なんのために迎えたか、一緒に楽しく暮らすことが目的だったのではないか、というのは根底なので。


ならば、そのために、犬の嫌がることをしたり怖がらせたりする必要が本当にあるのか。


ロックを迎えた5年前、さすがに体罰はNGと言われていましたが、天罰式、無視式はむしろ「犬に優しい、飼主との関係に支障をきたさない」方法として推奨されていることが多く、実際ロックの要求吠えは「無視式(吠えている間は無視、吠えやんだら褒める)」で矯正しました。


なので、ロックは家の中で吠えません(警告吠え以外)。これは「無視されたくないから」吠えるのを我慢している状態で、外へ出ると、ちょっとの興奮でギャン吠えしたりします。広い場所で父ちゃんと追っかけっこする時など、キャーキャー言うてます。私には「解禁!!」て叫んでいるように聞こえる。


チャーリーママさんのしつけ方は「我慢する」のではなく「吠える必要がない」「噛む必要がない」と教える方法です。


罰を与えることはもちろん、「ノー」とすら言わずにしつけされます。
この方法がニンゲンにとって「簡単で理解しやすい」はずがない。ニンゲンが勉強して、ニンゲンが頑張らなければいけない、でも面白いしやりがいのある、そんなしつけ方だと思います。


うん。ニンゲン社会に入ってもらうのだから、
ニンゲンが頑張るのは当然かも…


家の中で吠えないことを「無視式」で学んだロックは「母ちゃんは優しいけどロックが(家で)吠えたら冷たくなる」って思っているかもしれません。「ロックは(家で)吠えないから可愛がってもらえてる」とか。ロックの心の片隅にそんな気持ちがあるならば、悲しいな、と。私が無視式で教えたのは「吠えないほうがお得」ってルールのつもりだったんだけど… 実際、吠えてもOKな場所で吠え続けるってことは「我慢してる」ってことなんだよね。


ただ、今回の座学でチャーリーママさんが「要求吠えに対しては、吠えても意味がないと理解させる無視式も一理ある」と仰っていたので、少し救われました。「要求吠え」は「欲(本能)」からの吠えとはちょっと違うからだそうです。


欲(本能)からの「吠え」とは… 興奮吠え、恐怖心からの吠え、警告吠え、ストレスによる吠え等… 同じ「吠え」でも原因は様々なので、そりゃ対処もひとつであっていい訳がないなあ、と。


今回の座学で学んだチャーリーママさんお勧めの対処法の中で、私が一番自信を持って「それやってます!」って思ったのは、「警告吠え」に関して。怪しい物音に反応してロックが警告吠え(いつもはキャンキャン声なのに、バルフッてカッコ良くなきます)した時には、「くせものかっ」って、ロックが怪しんだ方向へ一緒に行き、玄関ならドア穴からのぞき、ベランダならカーテンを開けてみて、「大丈夫」ってロックに伝えます。これは子犬の頃からずっとやってます。


正直それ「しつけ」と思ってませんでした。が、ロックの警告吠えが短いのは、もしかしたらその成果なのかもしれません。お知らせしてもなかなか気づいてくれないって思うと吠え続けるそうです。物音の多い環境だと大変かもしれませんが、「了解、後は任せろ!」って意思を伝えれば、もしかしたら警告吠えが短くなるのかもしれません。


そして、私が一番手こずっているのが「興奮吠え」です。他のワンを見つけた時相手が何者か気になってギャン吠えするのをなかなか止められません。この日の朝ん歩でも「よしオールクリア!」って思ったのに、最後の1ワンにギャン吠えさせてしまい…玉砕。でも、インターセプトのやり方で誤解していたポイントが今回の座学で分かりました。ばんがろー


「名前を呼んでオヤツ」も。
お散歩中、欲張って「ロック」「おいで」に加えて舌クリック(リードさばきで手一杯でクリッカーは持てない)をしておやつをあげるようにしているのですが、最近は舌クリックの音を聞いただけで足元に寄って来るようになりつつあります。興奮吠えしている時にもそれが効くようになるにはまだ道は長いですが… ばんがるぞ。


という訳で…
特に興味深く、大テーマでもあった支配性理論と、ロックの問題点である「吠え」についてざっとまとめてみました。


他にも「欲」について(社会欲、防衛欲、狩猟欲)、「噛み」について、噛みにいたるまでの12段階の話、盗んだバイクで走り出す7ヶ月頃からの(思春期なだけだから慌てなくていい)話、2種類の条件付け(何かが起きるとそれを合図に良いことが起きるという、犬にとっては受け身な「古典的条件付け」と、何かをしたら良いことが起きるという犬にとって能動的な「オペラント条件付け」)の話、犬の記憶の仕組み、多頭飼いの場合飼主が上手に介入したほうが良い(犬同士に任せていると、同種なので上下関係を作ってしまい、いずれ政権争いが起きる)という話等… とても面白くて、あっという間の4時間半でした。


昼休憩には東京から受講しに来られた隣の席の女性と弁当食べながらお喋り。カルチャーショックを受けてみたり… 午後からは大型犬のハーネスを希望者が着けてチャーリーママさんのリードさばきを体験したりしました。私もリードを引っ張りっこ(?)させてもらいました。もっと犬っぽい引っ張り方を練習しておけばよかった…


そして、支配性理論を否定した上で、犬は「強くブレないニンゲン」「いざという時かならず自分を守ってくれる飼主」を信頼するのだということ。良いストレスはかけても良い(都度ストレスを解除して終われば)ということ、犬は意外と頑丈で順応性があるということ、しつけはやり直せるということ等… 安心して未来を見据えることができると思えた、素晴らしい講義だったと思います。



という訳で。



再度申し上げますが、以上は私がこの座学を受けての私なりの解釈です。チャーリーママさんが直接使っていない表現も多々含まれています。かといって正反対のことは書いていないつもりですので、興味がおありの方はチャーリーママさんのブログを読まれることをお勧めいたします。






さあ、来月は実技(お散歩トレーニング)







今度はロックも一緒に行くよ!! 楽しみだね!!







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...楽しくお散歩するためにさ...
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...はい。







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by kia_rock | 2012-11-15 22:07 | めざせ飼主力UP! | Comments(6)

Commented by ココ姉 at 2012-11-16 19:46 x
ロックちゃんママさん、こんばんは!

先日の座学でお隣に座っておりました「東京の女性」です。

先日はありがとうございました!

皆様より、一足早く失礼させて頂いた私は、新幹線に乗る前に、美味しい生牡蠣を頂き、お腹いっぱい胸いっぱいで、東京に帰りました。

座学の記事を読ませて頂いて、有難く復習させて頂きました。

当日は夢中になって聞いておりましたが、「支配性理論」が、全ての誤解や不幸の元だったと、記事を拝見して改めて思いました。

微力ながら、「ぶっ壊して」いきたいですね!

私は横浜の散トレで、細く長く頑張るつもりです。

また、いつかお目にかかって、ワンちゃん談義に花を咲かせる日を楽しみにしています(^_^)/
Commented by kia_rock at 2012-11-16 21:07
>ココ姉さん
わー、コメントありがとうございます!!
おお、あのあと生牡蠣召し上がったんですねー よかったーちょっとでも観光(?)できて^^
前日も翌日も仕事なのに、わざわざ広島の座学にまでいらっしゃるココ姉さんのような方と暮らすココちゃんが、幸せでない訳ないわーって思いました^^

支配性理論… 最近の調査によるオオカミの群の話(アルファペアがリーダーの家族単位)をママさんされてましたが… ひょっとして、ピラミッドを作らないと群を形成できないのはニンゲンだけだったりして… とか思いました。犬をリスペクトできる人はあっさり「ぶっ壊せる」はずだと思うのですが、それを引き止めてしまう情報が多いですよね… 犬とニンゲンはもともと相思相愛の種族のような気がするんだけどなー… 残念ですね。

それと同時に「遠慮しすぎても駄目なんだー」って知れたのも、よかった!!
ロックと久々にプロレスしましたよ(笑

お互い、愛犬との絆を大事に日々楽しく過ごしてゆきたいですね!!
また会えるの楽しみにしてます^^
Commented by syura at 2012-11-17 14:30 x
お疲れ様でした^^
ロックちゃんは幸せ者だね~♪

いろいろ書こうと思ったけど長くなるのでやめときまーす
今度会った時にまたお話聞かせてくださいね♪
Commented by kia_rock at 2012-11-18 08:35
>syuraさん
面白かったよー!!
愛護センターの職員さん(県のやつかな?)も参加されていたそうです。
命をつなぐだけでも素晴らしいお仕事だと思うけど… こんな風に勉強されている職員さん、いいなあって思った^^

この間は久々に会えて嬉しかったー
ブチュゥゥッは誰がいいかなー あ、syuraさんのでもええよ (笑
また会えるの楽しみにしてます^^
Commented by KEI at 2012-11-22 22:17 x
kiaさん・ロックちゃん、こんばんは☆

コメントお久しぶりです(´艸`)ppp
いつもしっかり楽しく読ませてもらってます♪

とっても勉強になりましたぁ!!
とりあえず、感じた事。。。
「私が学校で勉強したことって何だったのか??」
すごい疑問になりました。
そしてもぉ1度4wan'sの為にお勉強したくなりました(*^^*)

チャーリーママさんのブログもチェックしないといけませんね(笑)

お腹まる出しロックちゃん最高~♡
Commented by kia_rock at 2012-11-22 22:42
>KEIさん
いつも読んでくださって、ありがとう!!
うちは、KEIさんが学校で学んだこと聞いて、動物の身体的な痛みをしっかり教えるいい学校だったんだなって思ったよ^^
自分の指を切って止血剤を塗って痛みを実感した話、いろんな人に伝えてます。

チャーリーママさんのトレーニングは、犬も飼主も叱らないし、否定しないから、安心してついてゆけます。犬の味方だけど飼主のことは否定するトレーナーさんだと疲れるし、その逆だったら危険だものね。
ロックのお散歩も(ていうか、うちのリードワークも)少しずつ良くなってると思う。飼主同士も励まし合ってるのがチャーリーママさんのトレーニングの素晴らしいところだと思います^^

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